契約時からリスクヘッジを考える

契約時からリスクヘッジを考える
Share on Facebook
Pocket

仕事をスムーズに行うために

エンジニアの求人の中で受託開発をしている会社を多く見かけますが、将来性やリスクが気になってしまうという人もいることでしょう。確かに、受託開発独特の仕事の難しさはありますが、受託開発のプロジェクトで発生するリスクの多くは契約時の対応次第で減らすことができるので、きちんとリスクヘッジを考えて行動すれば、スムーズに仕事を進めることは十分可能です。では、具体的にどのようなことに注意する必要があるのでしょうか。

遅延の可能性を前提に考える

本来であれば、プロダクト納品後の検収が当初の契約通りに行われれば何の問題もありませんが、クライアント側から期限の延長をお願いされることもあります。この申し出を断るということは現実的に難しいことなので、開発側が受け入れるしかないことがほとんどです。また、クライアントとの話し合いをしっかり行って決めたはずの仕様を開発作業が動き出してから変更するよう依頼され、大幅に予定が狂ってしまうケースも少なくありません。
そこで最も問題となるのがコスト面です。開発プロジェクトが当初のスケジュールを1日でも上回れば、それだけプロジェクトに携わっているメンバーの人件費がかかります。その分を回収できないとなると大きな損失を被ってしまうので、受注側としては絶対に避けたいことです。そのような状況を回避するには、クライアント側の都合によって生じるかもしれないリスクに対して、どのような条件を付けるのかということを最初の段階で具体的に示し、しっかりと合意しておくことでかなりの予防効果が期待できます。スケジュールの遅延や計画変更によって生じる追加費用がかかるということに合意しているのとそうでないのとでは、クライアント側の意識にも違いが出てくるので、受注する側も仕事がやりやすくなるでしょう。

リスクヘッジは契約時に行う

アプリケーション開発では、動作保証環境をどこまでにするかが判断の難しいところで、存在する全ての端末での動作テストまでカバーするのは現実的には不可能です。そのため、動作保証環境をある程度限定する必要がありますが、クライアントによっては保証されている以外の端末での動作についての不安を持ってしまう場合があるので、その点について納得のいく説明を事前に行って、不安材料を取り除いておくことが重要です。また、外部機能が要因でシステムトラブルが発生する可能性があり、その対応には別途コストがかかるということなどをあらかじめ理解しておいてもらうことで、後にトラブルになることを防ぐことができます。その他にも、考えられるリスクを数え上げればキリがないほどあるかもしれませんが、後から問題が発生した際に浪費する時間と労力を考えると、契約時にできる限りのリスクヘッジを行う方が断然効率的でしょう。

おすすめの記事

  • 依頼を受けてから全てが始まる
    受託開発は、クライアントが作りたいと考えているシステムについて依頼を受けてそれを形にするのが仕事です。クライアントに喜んでもらえるシステムを作るためには、依頼を受けてから納品までのプロセスを丁寧にこなしていく必要があります。特に、システムの設計を行う前にクライアントとSEとで打ち合わせをする際には、できる限りクライアントの要望を引き出して、お互いにシステムのイメージを共有できるかどうかが重要で、そのことがプロジェクトの成功をも左右します。MORE
  • クライアントの要望を叶えて喜ばれる
    自分達が作りたいシステムを自由に考えて作るわけではなく、クライアントが作りたいシステムを考えて作ることが仕事の受託開発は、完成したシステムが相手に喜ばれることによって開発の苦労が報われた気持ちになります。人の役に立つものを作りたいという気持ちがモチベーションになると、難しい開発でも頑張ってクリアすべく様々な努力をします。そうして仕事をこなしていくうちにいつの間にか技術力が向上しているのが受託開発をするエンジニアの特徴です。MORE
  • ターゲットにしているユーザーの目線に立つ
    目の前にあるプロジェクトをいかに進めるかに没頭してしまうと、ユーザーのことが置き去りの議論に発展してしまうことがあります。クライアントから依頼されることに忠実であることは大切ですが、実現しようとしていることが本当にユーザーのためになるのかどうかという点に立ち返って考え、必要とあればクライアントに提案を行って、より良いシステムを開発できるよう最善を尽くす方が、結局はクライアントからの信頼を得る近道になります。MORE

FEATURE

  • 契約時からリスクヘッジを考える
    仕事をスムーズに進行させたいのは、開発を行う側もクライアントも同じかもしれませんが、いざプロジェクトが始まってみると様々な問題が生じることが多いものです。しかし、事前にリスクヘッジを行うことによって、それらの問題は解決できることが多いものです。特に、コスト面で大きな損失を被ってしまうような事態は避けたいので、クライアントとの契約を締結する段階で、条件を明確に提示して双方で合意しておくことが大切です。MORE
  • 自分の市場価値を知る
    転職活動の段階は、初めての就職活動の時よりも経験を積んでいる状態なので、人材としての価値は当初と比較して変化しているはずです。仕事で得た経験や実績は面接でアピールできる材料となりますが、ITエンジニアの場合は年齢そのものがひとつの評価対象となってしまい、よほどの能力がない限り、若手が優先的に採用されていくのが実情です。そのようなことも念頭に置いて、自分の市場価値を正しく把握してから転職活動に臨むことが大切です。MORE
  • 安定して案件を貰える人から学ぶ
    フリーランスで成功している人は、また仕事を任せたいとクライアントから思ってもらえるような要素を持っているものです。エンジニアとしての技量はもちろんのこと、コミュニケーション力や性格的な部分など、人に好感を与える言動ができる人は、フリーランスになっても安定的に仕事を任せてもらえることが多いようです。それらの人々の特徴を知ることによって、フリーランスとしてどのように行動するべきかを学ぶことができるでしょう。MORE